2×4 construction method
耐震・耐火・気密・断熱
2×4工法
2×4工法のメリット・デメリット
2×4工法のメリットとは?
耐震性が高い
面構造により、建物全体の強度が向上します。各面は在来工法における耐力壁の役割を果たし、高い耐震性と風に対する耐久性を発揮します。
高気密・高断熱
面を結合することで隙間が減少し、気密性が向上します。その結果、断熱性も向上し、冷暖房の効率が向上します。また、耐火性も高まり、火災保険の費用軽減が期待できます。
短い工期で建築が可能
部材の統一規格化やシステム化により、現場での作業量が削減され、短い工期での家の建設が実現します。工期が短いことは、人件費の削減につながり、建築費用の削減が期待されます。また、在来工法に比べて早期の入居が可能です。
品質の安定性
システム化により、高度な技術を持たない作業者でも一貫した品質を提供できます。これはプレハブ構造と似た特長を持っています。
2×4工法のデメリットとは?
自由度が低い
2×4工法では、間取りの自由度が制約されます。規格化された箱を基準に組み立てるため、間取りの設計自由度は制限されることが避けられません。在来工法と比較すると、木造注文住宅において最大の違いと言えます。間取りに強いこだわりがある場合、この工法はあまりおすすめできないでしょう。
リフォームが難しい
壁が全体の支えとなっているため、壁を取り扱うようなリフォーム工事は困難です。また、日本ではこの工法に対応しないリフォーム業者も存在し、在来工法に比べて選択肢が限られることも考慮すべきです。
開口部を大きくとれない
2×4工法では、大きな開口部を作りにくいです。前述の理由から、大規模な開口部を設けるのは難しいです。開放感や吹き抜け、大きな窓などを希望する場合、在来工法が適していると言えるでしょう。