岡山市北区は子育てしやすい?支援制度や間取りの工夫を紹介
公開:2024.07.31 更新:2024.07.31岡山市北区は教育機関や子ども向けの施設が多く、子育てしやすいエリアです。岡山市自体も支援に力を入れており、保育士不足が続く中、保育士と保育所のマッチングや支援金制度の充実を図っています。
出産から3ヶ月の検査や、0歳から1歳の児童手当、3歳からの幼児教育無償化などの支援が提供されています。また、地域子育て支援拠点やシルバー世代向けのサポートも整備されています。
子育てしやすい注文住宅には、家事効率を考えた動線や汚れに強い内装材の選定が推奨され、親子ともに快適な生活が実現できます。
目次
岡山市北区の住環境
岡山市北区は岡山県の県庁所在地であり、岡山県の政治経済の中心地として古くから栄えてきました。岡山市4行政区の中でも最も面積が広く、人口が多いのが北区の特徴です。
◇子育て世代に人気の学南町と伊島町と京山エリア
学南町は岡山大学の近くに位置し、大学生や教育関係者が多く住む地域です。伊島町も岡山理科大学が近くにあり、学生が多いのが特徴です。
京山エリアは道を一本入れば閑静な住環境が広がっている上に、子どもが楽しめる施設が多くあり、子育て世代に人気です。京山公園があり、豊かな自然環境でアウトドア活動やスポーツを家族揃って楽しめます。
◇北長瀬と大元エリアは若い世代に人気
北長瀬は、2005年に北長瀬駅(JR山陽本線)が完成してから、今もなお開発が続いているエリアで、成人式などの多くのイベントが開催される地域です。
駅周辺には大型ショッピングモールやスーパーマーケットカフェが集中しており、住宅地には新しい住宅やマンションが次々と建設されています。
大元エリアも交通のアクセスが便利で、商業施設と住宅地がバランスよく配置されているのが特徴です。いずれも非常に住みやすいエリアのため、若い世代が増えています。
岡山における子育ての課題
子どもがいる共働きの家庭では、支援や保育施設が不可欠です。岡山市では、「安心して子育てができ、子ども・若者が輝くまちづくり」を推進させるために、さまざまな支援プランを策定しています。
◇保育士が不足
2020年4月時点で、岡山県内の待機児童は403人に上りました。減少傾向は見られるものの、政府が掲げる「待機児童ゼロ」にはまだ大きな差があります。
保育施設の数は足りていても保育士不足が続き、定員を満たせない施設も少なくありません。県や市も対策を講じていますが、思うように集まっていないのが現状です。
◇家計に不安
岡山市に限ったことではありませんが、子育て中は生活費のほかに学費や医療費もかかります。家庭や計算方法によって異なりますが、一般的に大学まで行かせる場合、子ども1人あたり数千万円が必要だと言われています。
岡山市では様々な子育て支援が行われている
岡山市では、育児中の家族が住みやすい地域作りを推進するために、さまざまな形での子育て支援が行われています。
◇保育士と保育所をマッチング
岡山市では、令和2年度から保育士と保育所をマッチングするシステムを導入し、潜在保育士の掘り起こしと再就職支援を行い、一般市民向けの保育サービスの充実を図っています。
第3子以降の児童手当額も、令和6年12月支給分から高校生年代まで月3万円に増額されるなど、制度の改善が随時行われています
平成24年12月には、子ども・子育て支援に関する現在のニーズに対応して、幼保一体化に向けた取組みを推進しています。
引用元:岡山県
◇支援金制度
岡山市では、市民を対象とした出産応援金と子育て応援金を支給しています。応援金の支給額はそれぞれ5万円で、希望者は出生後に「さんさんステーション」で面談を受ける必要があります。また、岡山市の児童手当は所得制限がなく、高校生年代まで支給を受けられます。
引用元:岡山市
◇岡山市独自の子育て支援制度
金銭的支援のほか、以下のようなサポートも行っています。
・年齢別サポート制度
出産から3ヶ月間は、赤ちゃんの健康診断や検査が義務付けられており、岡山市では新生児聴覚検査が公費負担で受けられます(自己負担2,700円)。
0歳から1歳の赤ちゃんには児童手当や子ども医療費助成が利用でき、ひとり親世帯には児童扶養手当が支給されます。3歳から就学前の子どもには、岡山市での幼児教育・保育が無償化され、副食費の助成も受けられる可能性があります。
また、就学前には年に一度の学校公開で、通わせる学校を事前に確認できます。
・ももっこカード
岡山県独自の子育て支援制度のひとつに、「ももっこカード」があります。ももっこカードはカードを提示するだけで協賛施設・店舗の子育て支援サービスが受けられる便利な制度です。
・シルバー世代産前後応援事業
「シルバー世代産前後応援事業」とは、産前産後のお母さんを対象とした家事・育児サポート事業のことです。
・地域子育て支援拠点
岡山市内には27ヶ所の地域子育て拠点があり、育児講座を受講することもできる他、ママ同士の交流の場としても活用されています。
引用元:岡山市
子育てしやすい注文住宅にするには
岡山に注文住宅を建てる際には、子育てをしやすい間取りや建材を取り入れることが大切です。
◇間取りの工夫
家事効率がよい動線を組むことによって、家事に費やす時間を短縮し、子育てに十分な時間を割けます。例えば、キッチンからダイニングルームへの動線を直線にする、帰宅後に浴室に直行できるといった間取りは、移動距離を最小限に抑えて、作業効率を上げられるでしょう。
また、料理や洗濯などの家事をしている間中も子どもを見守れる間取りが理想的です。子どもとのコミュニケーションも取りやすく、親も子どもも安心して過ごせます。
他にも、子どものおもちゃや衣類などを整理しやすくするために、収納スペースを十分に確保しましょう。高さ調整可能な棚や、取り出しやすい引き出しを用意することで、家事の効率も向上します。
◇子育てしやすい内装
内装材は汚れが付きにくく、メンテナンスしやすいものにすることも重要なポイントです。子どもがジュースをこぼしても慌てなくて済むようなフローリング材を使用すれば、子育てのストレスも軽減されますし、メンテナンスも楽になります。
また、床は衝撃を吸収しやすい柔らかい素材を選ぶと、安全性が高まります。クッション性のあるフローリングやラグマットを敷くことで、転倒時の怪我を防ぎます。また、滑りにくい素材を選ぶことも重要です。
岡山市北区は、岡山県の県庁所在地で、面積と人口が最も多いエリアです。子育て世代には、学南町、伊島町、京山エリアが特に人気です。
学南町と伊島町は、岡山大学や岡山理科大学が近く、教育機関が多く集まる地域です。一方、京山エリアは自然豊かで子ども向けの施設も充実しており、家族でのアウトドア活動にも適しています。
子育てに向いた注文住宅を建てるなら、間取りと内装に工夫しましょう。効率的な動線設計により、家事にかかる時間を短縮し、子育てに多くの時間を確保できます。例えば、キッチンからダイニングルームへの直線動線や、帰宅後すぐに浴室にアクセスできる配置が有効です。
内装材は汚れに強く、メンテナンスが簡単なものを選びましょう。例えば、汚れがつきにくいフローリング材を使うことで、子育て中のストレスを軽減できます。床は衝撃を吸収する柔らかい素材を選び、クッション性のあるフローリングやラグマットで転倒時の怪我を防ぎます。滑りにくい素材も重要です。