岡山県で分譲地に注文住宅をお考えの方へ! 区画による値段の違いや工務店の役割
公開:2024.07.30 更新:2024.07.30分譲地の角地と真ん中地では、角地の方が高価な傾向にあります。間取りの自由度が高く、防犯面でも有利だからです。なかでも南側に位置する分譲地は、日当たりが良好なことから、他の方角と比べて高額に設定されています。
一方で、売れ残った区画は価格交渉の余地があり、結果的にコストパフォーマンスが高い場合があります。
土地探しでは、不動産会社、ハウスメーカー、工務店が主な相談先です。ハウスメーカーや工務店は、自社の建築プランに合った土地を提案し、土地探しから施工まで一貫して対応できます。また、土地の特徴やリスクを事前に把握し、適切なアドバイスや施工コストの予測を提供できます。
目次
岡山市の3つの人気エリアとは?
岡山市で住みやすいと言われるのが北区・南区・中区です。それぞれの特徴は異なります。
◇岡山市北区の魅力
岡山北区は文化・交通・商業の要素が調和し、暮らしやすい街として多くの人々に支持されています。
岡山市北区は岡山市の中心部に位置し、交通の便が良く、岡山駅や岡山空港へのアクセスが容易です。豊かな自然と歴史的な名所があり、岡山後楽園などの名所では四季折々の美しい景色を楽しめます。
また、商業施設や行政機関も集中しており、生活に便利な環境が整っています。また、医療施設も充実しており、子育て世代にも安心感を提供しています。
◇岡山市南区の魅力
岡山市南区は自然と都市のバランスが良い魅力的な地域で、都会の便益を享受しつつ、自然豊かな暮らしを求める人にとって理想的なエリアです。
広大な灘崎町総合公園や岡山サウスヴィレッジなど豊かな自然に恵まれ、季節ごとのフルーツ狩りやレジャーが楽しめます。
交通の便も良く、妹尾駅周辺を中心に住宅地が整備されています。田舎の静けさを楽しみつつも、岡山市中心部へのアクセスも良好で、生活に便利な環境が整っています。
家賃相場も比較的手頃であり、さまざまな世代の人々にとって住みやすい場所として人気があります。
◇岡山市中区の魅力
岡山市中区は便利な都市生活と自然の両方を享受できるうえに、家賃相場も比較的安めで、若者からファミリー層まで幅広い層にとっても住みやすいエリアです。
岡山市街地に近く、週末の遠出も楽しめます。岡山港からのフェリーで気軽に小豆島へアクセスすることも可能です。
交通の利便性が高い一方で、旭川沿いには自然豊かな環境が広がっています。門田・東山地区では歴史的な建造物や景観が残り、風情ある住環境が魅力です。
分譲地の角地と真ん中地のメリット・デメリット
岡山市の北区・南区・中区で家を建てる際に、まず行うのは土地探しでしょう。このとき分譲地を選ぶという選択肢もあります。ただし、分譲地は区画によってメリット・デメリットがあるため、十分に検討する必要があります。
◇角地
角地の魅力は、間取りの自由度が高い点です。道路に2方向から面しているため、建物の配置や部屋の向きを柔軟に決められます。そのため、日当たりの良い住環境を作りたい人に向いています。
また、防犯面でも有利で、通行人や近隣住民の目が届きやすく、犯罪リスクが低い傾向があります。このような点から角地は人気があり、売却も比較的容易です。
一方で、人によっては住みにくさを感じる場合があります。例えば日照や交通量によっては快適さに影響が出ることがあります。また、プライバシーの確保が課題となり、周囲からの視線を避ける工夫が必要です。
さらに、交通量が多い場合、安全面でのリスクも考えられ、家族の安全を守るための対策が必要です。
◇真ん中地
真ん中の土地のメリットは、比較的安価で手に入る点です。周囲に住宅が密集しているため、土地の価格が抑えられ、建築費用に余裕が生まれる利点があります。また、プライバシーが守られやすく、周囲の視線を気にせずに自由な生活が送れる可能性があります。
一方で、建物に囲まれやすいため、日当たりや風通しが悪くなる、あるいは住宅の配置や設計に制約が生じることがあります。また、入口が細く、車の出し入れが制限されることから、車の所有者は不便を感じるかもしれません。
分譲地は区画によって値段が変わる?
分譲地の区画は、場所に加えて方角によっても人気が左右されます。
◇南側に位置する分譲地は人気
南側に面した土地は通常、価格が他の方角に比べて高く設定される傾向があります。日本の気候条件において南側は日当たりが良く、特に冬季においては暖かい陽射しを得やすいためです。また、明るい居住空間を提供し、日中の生活において快適さをもたらします。
そのため、投資家や家族層を中心に高い需要があり、売却時にも比較的早期かつ高評価が期待できます。ただし、しかし、南側に面した分譲地は夏季には西日が直接入るため、適切な遮光や断熱対策が求められることもあります。
◇売れ残った区画は狙い目
売れ残った区画は、購入者にとって狙い目の場合があります。一般的に、売れ残っている区画は不動産業者が価格を下げていることが多く、相対的にコストパフォーマンスが高い場合があります。
売れ残りになる原因はさまざまですが、総じて市場での需要と供給のバランスが取れていないことが理由です。たとえば、他の区画よりも立地条件や景観、周辺環境において不利な条件がある場合が考えられます。
売れ残った区画には、価格交渉の余地があることも多く、購入者にとっては良い条件で取引が成立する可能性が高まります。
分譲地探しの相談先としての工務店の役割は?
分譲地を探す際は、土地探しもサポートしている工務店へ相談する方法があります。
◇土地探しの相談役として工務店が挙げられる
土地探しにおいては、主に不動産会社、ハウスメーカーや工務店が挙げられます。
不動産会社は多種多様なハウスメーカーや工務店の新築分譲物件を仲介し、顧客のニーズに合った物件を提案します。さらに、住宅ローンや契約手続きなどのサポートも受けられます。
ハウスメーカー・工務店は、自社の建築プランや設計を実現できる土地を提案できます。土地形状を活かした間取りや設備といったアイデアも受けられる可能性があります。また、土地探しから施工まで一貫で依頼できるため、複数の業者とやり取りする手間を省けます。
◇分譲地探しを工務店に相談するメリット
工務店は地域密着型であることも多く、その土地の特性や規制事項に精通しています。そのため、分譲地の特徴から懸念されるリスクなども、あらかじめ回避しやすくなります。
例えば、道路との間に高低差がある土地の場合、傾斜をなだらかにするために埋め立て、切土、盛土といった造成を行います。工務店では実際の施工をイメージし、このような費用がかかることをあらかじめ伝えられるのです。
分譲地の選定において、角地は一般的に高価です。その理由は、角地が持つ間取りの自由度の高さと、防犯面での有利さによるものです。特に南向きの角地は、豊かな日光を取り入れやすく、冬季でも温かい居住空間を提供するため、他の方角よりも高額に設定される傾向があります。
一方、売れ残った区画は、立地条件や周辺環境、景観などが関係していることが多く、これらの条件に問題があるのかもしれません。ただし、価格交渉の余地があり、結果的にコストパフォーマンスが良い場合があります。
土地探しの際には、不動産会社、ハウスメーカー、工務店が主な相談先となります。なかでもハウスメーカーや工務店は、自社の建築プランや設計に合った土地を提案し、土地探しから施工まで一貫して対応できます。
また、地域の特性や規制に精通しているため、土地の特徴やリスクを事前に把握し、適切なアドバイスや施工コストの予測を提供することが可能です。これにより、土地選びやその後の施工に関する不安を軽減できます。