岡山県でSDGsに取り組んでいる工務店は?注文住宅との関連も解説
公開:2024.07.30 更新:2024.07.30岡山県の工務店においても、SDGsに積極的に取り組んでいます。例えば、株式会社トータルホームでも住み続けられるまちづくりを推進し、住み続けられるまちづくりを推進し、低価格で高品質な住宅を提供するとともに、バリアフリー化やエコリフォームを進めています。
さらに、高齢者向けのデイサービス「樹楽」を運営し、安心して自宅で過ごせる環境を整備しています。さらに、障がい者グループホーム「かるみーはうす」を通じて、障がい者の自立支援や地域経済の活性化に寄与しています。
目次
SDGsとは?
「SDGs」という言葉が誕生し、個人・企業の意識を大きく改革しました。その認知度は今や8割以上に達したと言われていますが、改めてSDGsの定義などを確認してみましょう。
◇よりよい世界を目指す国際目標であるSDGs
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年に国連で採択された国際的な目標で、2030年までに達成を目指すものです。
17のゴールと169の具体的なターゲットが掲げられており、持続可能な開発の促進、地球環境の保護、貧困の根絶などが含まれています。また、「誰一人取り残さない」という理念が中心に、全ての人々がその恩恵を享受できる社会の実現を目指しています。
先進国から途上国まで全ての国が参加し、各国はそれぞれで選定したゴールに向けて、施策に取り組むことが求められています。
◇ひとりひとりが考えて行動することが大切
持続可能な開発目標は、世界の課題に対処するための包括的な枠組みですが、その達成は個々人の行動によって支えられます。貧困や気候変動、感染症などの課題は、単一の国や組織だけで解決することは難しいため、個人の積極的な参加が欠かせません。
例えば、持続可能な消費行動を促進したり、教育を通じて個々の意識を高めたりすることもSDGs活動の一貫です。個人の行動であっても、集まれば大きな影響を持ち、持続可能な変革を推進していきます。
人が住む環境で取り組むべきSDGsの課題
SDGsにおける17の目標のなかで、住まいに大きく関連するのは、11番目の「住み続けられるまちづくりを」です。誰もが安心して暮らせる住まいや街を形成するという目標ですが、都市化による課題が発生しています。
◇世界の半分以上が都会に暮らしている
現在、世界の人口の55%が都市で生活しており、2050年までには、世界の人口の約68%が都市で暮らすと予測されています。
経済、文化、教育、交通など、多岐にわたる基盤が整っている都市は、人々がより豊かで充実した生活を送るための重要な場所です。この急速な都市化を支える持続可能なインフラや住環境の整備が求められ、地球上の資源と環境に配慮した都市計画が必要とされています。
◇都市への人口集中による問題点
都市への人口集中には、他にも複数の問題が伴います。住宅不足による高騰する住居費、その一方で古い建物が増加しています。特に老朽化した建物は倒壊などのリスクを引き起こしかねません。
また、車の排気ガスによる大気汚染や交通渋滞、増加するごみ処理といった問題は、生活の質に直結します。
さらに、人口が密集している地域では、自然災害による被害が拡大しやすく、迅速で効果的な復旧が困難になることも懸念されています。
工務店ができるSDGsへの取り組み
建築業界におけるSDGsの目標やゴールは、業界全体が長く追い求めてきた理念や方針と共通しています。
◇建築業界のSDGsの捉え方
建築業界においても、SDGsに対する取り組みを重要視しています。もとよりこの業界では、住宅建設やインフラ整備を通じてまちづくりに貢献してるからです。
SDGsのゴールに含まれる安全で清潔な水とトイレの普及、エネルギーの効率化と再生可能エネルギーの導入、持続可能な都市計画の推進、気候変動対策といった方向性は、建築業界の理念と合致しています。
さらに近年の建築業界では、省エネルギー技術の導入や環境負荷を減らす施工方法の開発が進められています。これにより、企業は経済的な成長だけでなく、社会的および環境的な責任も果たしています。
◇工務店のSDGsへの取り組み
工務店がSDGsに取り組む際には、具体的な取り組みとして「ZEH」「LCCM」「BELS」などが重要な役割を果たします。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、高性能な断熱や省エネ機器、太陽光発電などを組み合わせることで、住宅のエネルギー収支をほぼゼロにする取り組みです。これにより、エネルギーの効率化だけでなく、SDGsの「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に貢献します。
LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)は、建築物の全寿命にわたるCO2の排出を抑える取り組みで、再生可能エネルギーの活用も含まれます。「気候変動に具体的な対策を」実施することに直結し、地球環境の保護に寄与します。
さらに、BELS制度を活用することで、建物の省エネ性能を客観的に評価し、透明性のある情報を提供することが可能です。これにより、消費者は持続可能性を考慮した建築物の選択が容易になります。
岡山でSDGsに取り組む工務店を紹介!
岡山県でも多くの工務店がSDGsに取り組んでいますが、ここではトータルホームの目標や取り組みをご紹介します。
◇岡山の工務店トータルホーム
株式会社トータルホームは岡山市を拠点に、注文住宅やリフォームを主な事業としている工務店です。超低価格の住宅ブランド「MOMOはうす」と平屋専門店「平家―HIRAYA―」を展開しています。
創業以来、建築の知識と技術を活かして地域社会の住宅ニーズに応えることを目指し、地域経済の発展に貢献してきました。また、トータルホームはSDGsへの取り組みとして、「地域の困りごとを建築の知識と技術で解決するお抱え工務店になる」ことを宣言しています。
◇トータルホームが取り組んでいる3つのSDGsの目標
トータルホームは、SDGsにおける3つの目標に対して積極的に取り組んでいます。
・住み続けられるまちづくり
低価格で高品質な住宅を提供し、バリアフリー化やエコリフォームを通じて、住民が長期間快適に住み続けられる環境を整えています。
・すべての人に健康と福祉を
高齢者向けのデイサービス「樹楽」を通じて、自宅での生活を支援し、安心して過ごせる環境を提供しています。介護や健康管理の支援を行い、地域の高齢者が自立した生活を送れるように努めています。
・働きがいも経済成長も
障がい者グループホーム「かるみーはうす」を通じて、障がい者が地域社会で働きながら自立した生活を送れる支援を行っています。また、地域の経済成長に貢献する賃貸建築プロジェクトを進めることで、地域経済の活性化にも寄与しています。
SDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに達成を目指す17のゴールと169のターゲットからなる国際目標で、貧困の根絶、地球環境の保護、持続可能な開発を促進します。
SDGsの達成には、個人・法人問わず多くの人による活動が不可欠です。貧困、気候変動、感染症などの問題は、単独の国や組織では解決が難しいため、各国でも積極的な参加を呼びかけています。
建築業界においても、エネルギー効率化や持続可能な都市計画を推進し、ZEHやLCCM、BELSを活用して省エネルギーや環境保護に努めています。
岡山のトータルホームは3つの目標に注力しており、低価格かつ高品質な住宅の提供、バリアフリー化やエコリフォームの推進、高齢者が安心して自宅で過ごせる環境づくり、障がい者の自立支援と地域経済の活性化に寄与しています。